基礎コース


語尾について

 山口弁の特徴は「ちょる」でしょう。....「〜している」ということを「〜しちょる」といいます。「〜しよる」ともいいます。
 「〜しているから」というようなときは「〜しちょるけぇ」「〜しよるけぇ」といいます。
 山口県内でも、地域によっては語尾が少し違います。(県内を転勤で動いてたおねぃさんが言うのだから間違いないと思う;;)
 たとえば「そうなのよ」って相槌をうつときは、だいたい「そぉなんちゃ」「それいね」「そぉじゃぁ」といいますが、山口市では「そうなそ」って「そ」がつきます。宇部市とかその周辺では「そうなほ」って「ほ」がつきます。防府市では「そうでね」って「でね」という人もいます。
 とりあえず、「ちょる」「よる」が使えればそれらしく聞こえるでしょう。(ほんとかなぁ?)
 「〜だ」というときに「〜じゃ」ということも多いです。また、「〜から」が「〜けぇ」になることも多いです。
 たとえば「そうだね」=「そうじゃねぇ」、「だから」=「じゃけぇ」というふうになります。「〜だから」は、当然(?)「〜じゃけぇ」です。


言葉について

 「すごく〜」「とっても〜」「超〜」というときは「ぶち」を使いましょう。地域によっては「ぶり」も使えます。
 「すごくよい」ときは「ぶちええっちゃ」「ぶちええんちゃ」「ぶちええそ」と言います。  「すごくよかった」ときは「ぶちえかった〜」です。
 「チョベリバ」は「ぶちわり〜」ですみます。.....山口弁って簡単で便利だなぁ〜(^_^)
 あ、でも「ぶち綺麗な人」が「ぶち好きなんちゃ〜、これ」って言ってたらガックリする人もいるかもしれない......;;


 県外の人にわからない言葉では「たう」というのがあります。
 例えば「手が届かない」ときに「手がたわん」っていいます。
 これは、県外から来た人には通じませんでした。(京都から編入してきた生徒に通じなかった!)
 あと、「やぶれる」というのもあります。山口では「壊れる」「使えなくなる」ことを「やぶれる」といいいます。
 山口県民に「パソコンがやぶれたんちゃ」と言われても驚いてはいけません。紙のように裂けてしまうのではなく「壊れてる」だけですから。


 疲れたり、だるいときには「えらい」といいます。(だいたい「だるい」も英語のdullからきたらしく「ナウい」と同じような感じらしいですよ....うけうり)
 別に「偉い」わけでもなく、威張ってるわけでもありません。子どもでも「えらいんちゃ」って言ってます。
 「今日、ぶちえらかったっちゃね〜」って言われても「がんばったから"偉いね"って褒められた」とは限りません。ただ「きょう、すごく疲れたよね」かもしれません。
 う〜ん....奥がふかいっ!(こともないか.....?)    

初級コースへすすむ


「山口弁情報」お待ちしてます。


ひとつ前へ メールはこちらへ おねぃ@やまぐち